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箱根・山のホテルのシャクナゲも「日本植物園協会ナショナルコレクション」に認定されました

更新日時:2023 04/11 (火) 16:00(公開日時:2023 04/11 (火) 16:00)

2022年「小田急山のホテル 庭園のツツジ」は、江戸時代に作出された他所ではほとんど見られない30の古品種を含む84種類のツツジがあり、周囲の景観とともに次世代に残すべき価値あるコレクションとして、神奈川県内で初めて認定されました。
そして今年、2023年3月17日には「小田急山のホテル 庭園のシャクナゲ」が「日本植物園協会ナショナルコレクション第15号」に認定されました。シャクナゲ園には、日本に最初に導入された西洋シャクナゲ、ゴーマー・ウォータラーの元株をはじめとして、江戸時代末期から明治時代に海外で作出された貴重な9品種や、環境省の絶滅危惧種に選定されている野生種キョウマルシャクナゲやホソバシャクナゲなど、42種類約300株が保存されています。明治から大正時代に造られた日本で最初のシャクナゲ園であり、種類および庭園的価値も高いことが認定の理由となりました。

「ナショナルコレクション認定制度」は、秋篠宮皇嗣殿下が総裁をお務めになる、公益社団法人日本植物園協会が2017年に制定した認定制度。「野生種、栽培種に関わらず、日本で栽培されている文化財、遺伝資源として貴重な植物を守り後世に伝えていく」ことを目的とした植物コレクションの認定、保全制度です。

山のホテル庭園のツツジ

岩﨑男爵別邸当時に、版画家 川瀬水によって描かれたツツジ庭園は現在とほぼ同じ景色です。江戸時代に作出された他所ではほとんど見られない 30の古品種を含む84 種類約 3,000株のツツジはホテルの庭園になっても大切に受け継がれてきました。

ナショナルコレクション認定制度

「ナショナルコレクション認定制度」は、秋篠宮皇嗣殿下が総裁をお務めになる、公益社団法人 日本植物園協会が2017年に開始した制度。「野生種、栽培種に関わらず、日本で栽培されている文化財、遺伝資源として貴重な植物を守り後世に伝えていく」ことを目的とした植物コレクションの認定、保全の制度です。

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山のホテル庭園のシャクナゲ

日本に最初に導入された西洋シャクナゲ「ゴーマー・ウォータラー」をはじめとして、江戸時代末期から明治時代に海外で作出され、昭和初期に和名のつけられた貴重な古品種9種類や、環境省の絶滅危惧種に選定されているキョウマルシャクナゲ、ホソバシャクナゲの大株などが 42種類約 300株植栽。

庭園を守る活動

ホテルでは由緒ある庭園の維持・再生を目的に、庭園プロジェクト「男爵の100年ツツジ 100年先への挑戦」を2015年より開始しました。
翌年から、6年にわたりツツジ・シャクナゲの研究者 倉重祐二氏による品種調査を行いデータ化に取り組みました。また、貴重な品種をツツジは挿し木、シャクナゲは接ぎ木により増殖をし、土壌改良なども行いながら、専任スタッフが、100 年後を視野に入れた管理を行っています。

「つつじ・しゃくなげフェア 2023」概要

<開催期間> 2023年4月下旬〜5月下旬
(開花状況により開催期間が変更になる場合がございます。)
<庭園見学時間> 9:00~17:00
※開園時間、お昼時、土日祝日は混雑が予想されます。混み合う時間を避けてお越しください。
<庭園見学料> 1,000円(ツツジ開花中のみ)※小学生以下無料
※皆さまからいただいた入園料は、今後の庭園維持活動に利用させていただきます。
<URL>https://www.hakone-hoteldeyama.jp/tsutsuji_shakunage/

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