箱根十七湯
〜箱根が持つ天与の恵み〜

⑰芦ノ湖

~富士山の見える湖畔の温泉~

昔から箱根では「富士山の見える場所に温泉は湧かない」と言われてきましたが、昭和41年(1966)に湯ノ花沢温泉から湯を引いて生まれたのが芦ノ湖温泉です。以来、芦ノ湖と富士山という二大ランドマークに、避暑地としての魅力が相まって観光客の心を魅きつけています。13軒ある宿のほとんどから芦ノ湖や富士山の景観を眺めることができ、四季折々の異なる味わいがあります。
元箱根から箱根地区にまたがる芦ノ湖温泉一帯は、史跡の宝庫でもあります。東海道の交通の要所「箱根関所」や源頼朝らの信仰を得た「箱根神社(箱根権現)」のほか、皇室の離宮跡(現恩賜箱根公園)、旧街道沿いの杉街道などが有名。箱根神社の宵宮祭として毎年7月31日に行われる「湖水まつり」では、湖上に三千余の灯籠が浮かび、花火とともに夏の夜を彩ります。そのほか夏は「鳥居焼まつり(8月5日)」、冬は「箱根駅伝(1月2日・3日)」「箱根神社節分祭(2月3日)」と、伝統的なイベントが多く、オールシーズンのリゾートとして人気を呼んでいます。



芦ノ湖のわかさぎ

芦ノ湖は約40万年前、箱根火山のカルデラ(くぼ地)にできた湖です。南岸の杉並木街道から眺める逆さ富士などの景勝地として有名ですが、古くから漁業でも栄えてきました。現在でもニジマス、ワカサギなどが多く、絶好の釣り場となっています。特にワカサギは毎年10月1日に漁が解禁されると、その初漁の魚は箱根神社に奉納され、さらに宮内庁に献上されるのが恒例です。ワカサギを漢字で「公魚」と書くのは、そのことに由来すると言われています。

箱根旧街道(杉並木・石畳)

徳川幕府により江戸時代はじめに整備された東海道の一部となる箱根旧街道。東海道随一の難所と言われたこの道は、旅人に木陰を与えるために道の両脇に植えたといわれている杉並木が今も残っている。江戸初期に旅人が歩きやすいよう石畳に整備した旧街道石畳も残っており、どちらも実際に歩いて楽しめる。

甘酒茶屋

江戸時代から400年続く茶屋。創業当時から変わらない甘酒は自家製の米麹から作っていてノンアルコールのため、ハイキングだけでなくツーリングやドライブの疲れも癒やしてくれる優しい味。パックに入ったお持ち帰り用も販売している。甘酒だけでなく、力餅など昔ながらの茶屋メニューも楽しめるが、茅葺き屋根の建物も魅力の一つ。タイムスリップした様な気分でいつまでも浸っていたい空間も魅力。



温泉の特徴

泉質 単純温泉、単純硫黄温泉
源泉総数 1
泉温 70〜80℃
湧出量 800〜900ℓ/min



アクセス

箱根湯本から元箱根・箱根町行きバスで「元箱根」下車



芦ノ湖の温泉施設

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