箱根十七湯
〜箱根が持つ天与の恵み〜

宮城野温泉
~古い集落の趣を感じながら~

宮城野温泉は、宮ノ下から木賀を過ぎて少し上った小さな集落の温泉場です。風土記によると、村には萩も多く、気候や風土が歌枕で名高い宮城野(現仙台市)に似ていたからと言われます。ただ温泉の発見は昭和40年(1965)と遅く、それから保養所や寮が建てられるようになりました。箱根最古の碓氷道、碓氷峠に建つ日本武尊(ヤマトタケルノミコト)の「吾妻はや」の碑、宮城野城の遺構など見どころは豊富。また、宮城野諏訪神社の「湯立獅子舞(7月15日)」は、仙石原の「湯立獅子舞(3月27日)」とともに国の無形民俗文化財に指定されています。神通力で冷ました熱湯を笹の葉で参拝者に掛け、一年の無病息災を祈願する行事で、これもまた温泉地ならではの風物詩の一つです。  宮城野には明星ヶ岳、明神ヶ岳の登山口があり、さまざまなハイキングコースをたどれます。最近は、散策の後、温泉に浸かって日帰りという楽しみ方も増えています。



早川堤の桜

早川沿いに600mほどソメイヨシノの桜並木が続きます。また、近くの国道138号線沿いの仙石原までの間には40本ほどのシダレザクラの並木があり、それぞれの桜を楽しむことが出来ます。
桜のシーズンには写真のようにライトアップされることも。



温泉の特徴

泉質 アルカリ性単純温泉、ナトリウム・カルシウム─塩化物・硫酸塩泉(含石膏弱食塩泉)など
源泉総数 4
泉温 63〜71℃ 
湧出量 272ℓ/min



アクセス

箱根湯本から箱根登山鉄道で約40分「強羅」下車徒歩10~15分
箱根湯本から湖尻・桃源台行きバスで「宮城野営業所前」下車



宮城野温泉の施設

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