視覚障害者向け音声ガイド

箱根登山ケーブルカー

箱根登山ケーブルカーは、急な坂を登るための特別な電車で、箱根の自然を楽しむための移動手段として人気です。このケーブルカーは「強羅駅」から「早雲山駅」までの約1.2km を約10 分かけて進みます。

乗車体験を想像してみましょう

ホームに立つと、ケーブルカーの車両がゆっくりと坂を上がってきます。電車とは違い、ケーブルカーは少し傾いた形をしています。
車内に入ると、椅子も坂に合わせて斜めに設置されています。座ると背もたれが身体をしっかりと支えてくれるので安心です。窓が大きく設けられていて、晴れている日には木々の間から風が通り抜ける音が聞こえたり、鳥のさえずりが楽しめます。
またケーブルカーが動き出すと、かすかな振動とともに登る感覚が体に伝わります。坂道をぐんぐん登る力強い動きが心地よく、途中で反対側のケーブルカーと行違う際に少し揺れを感じることもあります。斜面を登る際の音は「ゴトゴト」と規則的で、聞いているとリズミカルです
早雲山駅に近づくと、ケーブルカーは徐々に速度を落とします。駅に降り立つと標高が高いため、肌寒いと感じることがあるかもしれません。ここから箱根ロープウェイに乗り換えます。
また早雲山駅にある「cuーmo箱根」は、足湯があり旅の途中に一息するには最適な場所です。足湯に浸かりながらこだわりのフードやドリンクを味わい、心も体も癒されてみてはいかがでしょうか。

途中の大涌谷駅

大涌谷駅では、火山活動による硫黄の香りが漂います。硫黄特有の「ゆでたまごのようなにおい」があり、活火山の迫力を体感できます。駅周辺の地面からは蒸気が上がる音が聞こえ、自然の力を感じられます。
大涌谷を過ぎると、さらに滑らかに移動し、湖の近くへ向かいます。途中で風の強弱が感じられ、肌を撫でる空気の冷たさが変わることで、標高や環境の違いを楽しむことができます。

ご紹介音声データ

Instagram FACEBOOK