箱根十七湯
〜箱根が持つ天与の恵み〜

堂ヶ島温泉
~名僧ゆかりの幽玄な秘湯~

堂ヶ島温泉は、宮ノ下付近の国道1号から早川の渓谷へ下った谷底にあります。江戸時代には5軒あった湯宿も現在は1軒。この温泉は、夢窓国師(1275~1351)が開いたといわれます。臨済宗の黄金時代を築いた国師は、後醍醐天皇や足利尊氏からも信仰を受け、政治や文化に大きな影響を及ぼした名僧です。
渓谷に近いところでは、十七湯で堂ヶ島温泉に優るところはありません。遊歩道や橋から「木の葉隠れの滝」や早川の流れを間近に眺めることができます。車の入れない無垢な自然と五感で接するとき、心身の奥底から浄化されるような神秘的な時間が訪れます。



堂ヶ島渓谷遊歩道

全長約1.5kmを1時間程度で歩けるハイキングコースで、緑と川のせせらぎに癒やされる。イギリスの学者チェンバレンが散策を楽しんだことでも知られ、11月中~下旬には渓谷沿いを染める紅葉が美しい。



温泉の特徴

泉質 ナトリウム─塩化物泉(弱食塩泉)、ナトリウム─塩化物・硫酸塩泉(含芒硝弱食塩泉)など
源泉総数 5
泉温 56〜81℃
湧出量 361ℓ/min



アクセス

箱根湯本から箱根登山鉄道で22分「宮ノ下」下車
箱根湯本から湖尻・桃源台・元箱根方面行きバスで「宮ノ下」下車



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