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鳥(水鳥や水辺の鳥) ( キアシシギ イソシギ 旅鳥 )
2010年09月02日 22:17
旅鳥のキアシシギ 箱根湯本の早川 2010/05/16
シギって言う鳥の仲間で、 足が黄色いからキアシシギ(黄足鴫、Grey-tailed Tattler)っていいます。体長は26cmぐらいです。
箱根では、早川の湯本の河原にいました。開けた河川の河口部から下流部や河口干潟に良くいる種類です。
早川の河口から湯本辺りまで飛んきます。
キアシシギは、ものすごい長距離を、毎年往復する渡り鳥なんです。なんと北極圏と東南アジア(台湾以南)を毎年往復します。夏に北極圏で子育てをして、冬に東南アジアで越冬するんですよ。日本には、その往復の途中に、休憩に立ち寄ります。まあ、宿場町として早川を利用してるってとこですね。
こういう鳥は、渡り鳥の区分では、夏鳥(なつどり)でもなくて冬鳥(ふゆどり)でもないので旅鳥(たびどり)っていいます。
河原の岩や砂利の上を探すのがコツ。キアシシギ
こういう、休息のために立ち寄る旅鳥は、同じ個体が同じ河原に1~2週間ぐらいいて、毎日せっせと栄養補給します。そして、脂肪をたっぷり蓄えたら、それをエネルギーにして、一気に数百キロから1000kmぐらい飛びます。一日に1000kmなんて飛べないので、数日間飛び続けちゃうんです。よく筋肉痛にならないものだと感心しますね。
数日間飛んだら、次の休息地で、また栄養補給をして…ってのを繰り返して、北極圏と東南アジアを往復するんですね~\(^_^)/
シギ類の渡りの時期は今です。春の渡りは主に4~5月、秋の渡りは主に8~9月(関東~東海地域)。
今年の春の渡りでキアシシギが湯本にいたので、秋の渡りでも湯本にいる可能性は高いですよ。河原を探してみてくださいね。コツは水辺の草の生えていない砂利や岩の上。
鳥(水鳥や水辺の鳥) ( カルガモ 防水加工 カワウ )
2010年08月25日 22:35
カワウ 成鳥 繁殖羽
近年、芦ノ湖にもカワウが居着いてます。周年居るようです。
カワウは「ねぐら」やコロニー(集団繁殖地)から、芦ノ湖に毎日通勤してるようです。でもその「ねぐら」やコロニー(集団繁殖地)がどこにあるかまでは、私は知りません。知ってる方が居たら教えてくださいm(_ _)m
カワウの一般的な習性として、毎日数十キロの通勤もへっちゃらです。
カワウの泳ぐ姿
さて、カルガモの親子の説明(←クリック)のところで、鳥は背中の脂尾腺って器官から防水油を出して、それをからだじゅうに塗りたくって防水加工しているっていいましたけど、例外も居るんです。それがカワウ。
この泳ぐ姿を見てください、体がほとんど沈んでますよね。
翼の羽に油分がほとんど無くて、翼が水を吸って沈んじゃうんです。
でもカワウは沈んじゃう方が、狩りに都合が良いんですね。
鳥(水鳥や水辺の鳥) ( カルガモ 親子 繁殖 )
2010年08月24日 21:28
カルガモの親子 真ん中が子(幼鳥)2009/9/15箱根港
多くのカモ類は冬鳥 なんですが、関東でも周年居て、水辺で繁殖しているのがカルガモです。
芦ノ湖でもカルガモが繁殖していますよ。
写真は去年の親子ですが、真ん中の小さめなのが、子です。
5月頃は卵だったんですが、もう8~9月にはこんなに大きくなります。色・形もほとんど親鳥そっくり。
右端が子 カルガモ
カルガモは1巣に10~12個程度の卵を産みます。しかし、このペアは、残念ながら子が1羽しか居ません。
運良く生き残ったのが1羽だけだったようです。でも野生動物の子育てでは、無事に成長するのは1~2羽が普通です。
よく、テレビニュースとかで、雛を10羽も連れた親子を放映してますが、雛は、蛇に食べられたり、ネコに食べられたり、親からはぐれて飢え死にしたりして、だんだん減っていきます。野生の食物連鎖はこれでバランスが取れているのです。
よーく考えてみてください、毎年、1ペアの親から、子が10羽も無事に成長しちゃったら、芦ノ湖の湖面がカルガモで埋め尽くされちゃうでしょ(^^;
水鳥の羽は水をはじくので、水面に、ぷかぷか浮くことができますね。
もしも、羽に水が浸みてきたら、鳥の体が、沈んじゃいますからね。当たり前といえば当たり前ですね。
でも羽が水をはじく為には、手間がかかるんですよ。
??手間???
水鳥は手間暇掛けて、羽に油を塗って、防水対策をしてるんですよ。
??油なんてどこで入手するの???
鳥は、油製造器をもってるんだなー。尾羽の付け根の腰のところに「脂尾腺」って器官があって、防水油がでるんです。
冗談みたいだけど、これ、本当だよ!!
この脂尾腺から出る油を、くちばしで取って、それを、からだじゅうに塗りたくってるんです。この写真も、その油をお腹に塗っている瞬間なんです。毎日毎日油を塗って羽の手入れをします。
水鳥だけでなく、多くの鳥が、自分の出す脂尾腺の油で防水加工をしてます。スズメもツバメもやってますよ。
これを怠ると、防水ができなくて、水に沈んじゃうし、雨が降ると体がびしょびしょに濡れて冷えて死んじゃうんです。
でも、どこの世界でも、例外なヤツが居るんだな~。鳥の世界でも、カワウは、この防水油塗りをあまりしません。カワウにはカワウの都合があって、水をはじかない方が都合が良いのです。カワウの秘密は、後日、記述しましょう。
鳥(水鳥や水辺の鳥)
2010年02月14日 23:00
おでこが黄色 まるでお日さまが付いてるよ!
声もかわいくて「ぴゅー」って鳴くよ。
この写真みたいに、目の周りに緑のアイシャドウを塗ってるお洒落な男の子も混じってます。
この冬の芦ノ湖には33羽いました(ボートで一周カウント結果2010/1/14時点)。
箱根園にたくさんいて、箱根港、元箱根、西岸にも少しいました。箱根園では人の気配が少ないと陸地に上がって、お尻を振りながらよちよち歩いていました。
カップル誕生です。カモ類は冬の越冬中に求愛をしてカップルが誕生します。2月~3月頃になると雌の周りに雄が寄り添ってる姿をよくみかけます。
左の地味な茶色が雌。
右の黄、朱、灰、白、黒と鮮やかなのが雄なんです。
カモ類は雌雄同色の一部の種(カルガモなど)を除くと、雄の方が鮮やかなんです。その理由は、ブログのキンクロハジロ(←リンク)のページを見てね。
お食事中の方にはちょっと失礼(^^;
ヒドリガモは、水草や軟らかい陸の草が大好物。だからウンチも緑色。
砂浜に打ち上がった水草を食べる場所などでは、ヒドリガモのウンチ(糞(ふん))をときどき発見できるよ。
さあ!砂浜のある湖岸を歩いてウンチ探しの探検をしよう!!
旅人君:「じゃあ、鳥のおしっこは、どんななの?」
鳥日和君:「鳥はね、おしっこもウンチも混ぜ混ぜの軟らかい糞をするんだ。実は卵も同じお尻の穴から産むんだよ。これを総排泄口っていうのじゃ」
旅人君:「ふ~ん。そういえば、クルマについた鳥のウンチも、新鮮なヤツはぬるぬるしてるね。」
鳥日和君:「そのとおりじゃ、おしっこもウンチも混ぜ混ぜだからぬるぬるしておるのじゃ。総排泄口は亀やトカゲの爬虫類ももっとるぞ、鳥は爬虫類から進化したと考えられてるのじゃ」
旅人君:「鳥日和さんってお兄さんじゃなかったの?」
鳥日和君:「…若いお兄さんに決まってるじゃ~ん(^^;」
鳥(水鳥や水辺の鳥)
2010年02月14日 21:57
これオオバンっていいます。芦ノ湖の水鳥で最大勢力です。
133羽もいました(ボートによる芦ノ湖一周カウント結果2010/1/14)。
西岸には少ないのですが、箱根港、関所跡の沖、元箱根、湖尻港、桃源台港などで見れます。
人の多いところにいる気がしませんか? 水草や水生昆虫が本来の食べ物なんだけど、人が与えるお菓子やパンも大好きなんです。
オオバンはバンの仲間です。バンはクイナの仲間です。この形、沖縄にいる飛べない鳥に似てませんか?
そう、絶滅危惧種のヤンバルクイナに近い仲間なんですよ。
オオバンは箱根では冬限定です。春には飛去していなくなってしまいます。
夏に主に東北以北で繁殖して、秋になるとふたたび越冬しに箱根を始め、全国の池・沼・河川に飛来します。だから、寒い今のうちに見ておきましょう\(^_^)/。
写真は幼鳥つまり巣立ち雛の写真です。ほっぺから前首が白いのが幼鳥の特徴です。これは他県の繁殖地の夏の写真です。実は近年、滋賀、山口、福岡、大分などの各県で少数ながら繁殖していることが発見されました。ひょっとすると箱根でも繁殖するかもしれません。夏に顔の白いオオバンを見つけたら教えてくださいね。
鳥(水鳥や水辺の鳥)
2010年02月13日 16:35
冬はカモ類などの水鳥がシベリヤや中国北部からたくさん飛来し、芦ノ湖を越冬地に利用しています。
箱根港(箱根町箱根)の遊覧船や海賊船、貸しボートの乗り場周辺でカモ類がよく見られますよ。
芦ノ湖では人慣れしているカモも多く、そのようなカモは人が来ると寄ってきます!
写真も、越冬に来た冬鳥の1種、キンクロハジロ
写真をクリックして拡大すると、左側の個体は目つきが悪いですね。でもこういう顔なんです。怒ってるわけではないのでご勘弁を(^^;
箱根港では、以下の水鳥がこの冬いますよ。見に来てくださいね。
キンクロハジロ(冬鳥) ヒドリガモ(冬鳥) ホシハジロ(冬鳥)
カルガモ(通年居ます) アヒル(通年居ます) カワアイサ(時々見かけます)
ハジロカイツブリ(時々見かけます) オオバン(冬鳥)
カワウ(通年居ます)
頭のてっぺんの羽が少し立っていて寝癖のようです。
さらに金色の眼、口の中はピンク色!
おしゃれですね~\(^_^)/
さらに、写真をクリックして拡大してみてください。
口に歯がないのが解ります。歯の代わりに、嘴(くちばし)の内側がなんとなくギザギザしてる程度です。
鳥は歯がないのです。歯の代わりに丈夫な嘴(くちばし)を持ってます。
答えは、潜水する瞬間のキンクロハジロ雄です。
潜水が得意で、湖底の貝や小エビ、水生昆虫等を食べています。
でも観光客のあげるお菓子やパンも大好きです。人間が食べているものは野生動物から見ると栄養価が高くて高級食材なのです。
箱根港の他に、元箱根港と湖尻・桃源台港にもいるのは、観光客がお菓子をあげるからなのでしょうか。
これも同じキンクロハジロなんです。
でも模様が全然違いますね。女の子です。
鳥の世界では、全種ではありませんが、雌が地味で雄が派手な種類が多いのです。
特にカモ類はそうです。
旅人君:「人間と逆じゃん!! なぜ??」
鳥日和君:「実は、雌は、春になると卵を産んで子育てをするので、キツネやタヌキ、タカ類などの天敵にねらわれないように、地味な色彩をしているのです。」
旅人君:「じゃあ雄は?」
鳥日和君:「実は、多くのカモは卵を産んだら、バイバイって夫婦解消(@_@;)。子育ててに参加しないのです(^^;。
雄はこの冬に一生懸命雌にプロポーズ(求愛ディスプレイといいます)をして結婚相手を探します。
だから色鮮やかで目立つ方が、雌に気に入ってもらえるんですよ。」
旅人君:「エ~っでも、目立つから天敵にねらわれちゃうじゃん!!」
鳥日和君:「そのとおり!!天敵に襲われても、逃げ延びるだけの体力と運動神経のある雄だけが子孫を残せるんだねー。」
旅人君:「野生動物は大変だね~。 じゃあ僕も天敵にねらわれないように地味な色にしようかな(^^;」
嘴って硬くて冷たい骨みたいに見えるけど、スポンジ状の硬い骨の表面に、薄い皮膚の層があって、血が通ってます。
だから、人が手で嘴に触るとあったかいんだよ。
休息するときは、体温を奪われないように嘴を背中の羽毛に埋め込むんだ。
鳥(水鳥や水辺の鳥) ( 恩賜箱根公園 カワセミ コバルトブルー 空飛ぶ漁師 )
2010年02月10日 20:13
空飛ぶ漁師?? カワセミ 雄(恩賜箱根公園の藤棚)
ようこそ! ブログ「鳥日和in箱根」(とりびより)のスタートです。
箱根の鳥、虫、草木など、野生の生き物の季節のたよりです。
ますば、身近な水辺の野鳥、カワセミ君です。
この冬、恩賜公園の広い駐車場の東にある藤棚の近くの池には、カワセミがよく狩をしに来ますよ。
歩道の芦川橋や「杉の小道」から、水面にはり出た小枝をよーく探すと見つかることが多いです。
「チッチー」と鳴く声で見つかることもあります。
スズメぐらいの大きさの小鳥なので、双眼鏡があるとよく見えますよ。
ちなみに「留鳥」って言って一年中箱根の水辺に居ます。
カワセミは箱根港の貸しボート乗り場でも見かけますね。
大きなくちばしに、丸いからだ、短足とおもしろい形をしてますね。
こんな形してて、空飛べて、水中ダイビングも得意で、漁師さんだっていうからますます不思議ですね。
大好物は魚、だから写真のように水面を見て魚を探してます。
by 鳥日和 さん
2010年02月20日 00時49分
ブログをご覧になっていただき、ありがとうございます。
カワセミは、水辺沿いに数百メートルほどの狭い縄張りで生活してますので、草木に囲まれた水辺で散歩を兼ねて、のんびり30分から1時間ぐらい探鳥をしていると見つかることが多いですよ。だだしカワセミは大きさがスズメほどと小さいので、双眼鏡で探すといいですよ。恩賜公園の広い駐車場の東にある藤棚の近くの池(通称ハクチョウ池、昔、ハクチョウを飼育していた)には冬は1個体、去年の夏は1ペア(雄雌)が縄張りを持ってましたよ。どうぞ、芦ノ湖にカワセミを見に来てください。
旅人 さん
2010年02月12日 10時42分
背中のコバルトブルーがすごい鮮やかですね。私も見てみたいです。
by 鳥日和
ようこそ! 箱根の鳥、虫、花など野生の季節の便り。 「かわいい鳥が虫を食べてたよ」、「きれいな花みっけ!」、「この花なんだ?」など… みなさんも気軽にコメント下さい。 ネイチャー写真の提供もしてます。